乃木坂46の久保史緒里の卒業コンサートが横浜アリーナで開催され、11月27日(木)の二日目に参加してきました。開幕から閉幕まで歌とダンスに徹する特別仕様のライブで、現地で見たものと感じたことをまとめました。
- 歴代最強のオールラウンドプレイヤー
- 「いつか来る」と思っていたものが来た
- 新横浜駅が大変なことになっていた
- 全てが特別仕様だった
- 厳格な入場時のチェック
- ロビーの祝花と意外な行列
- 2階席の前の方が横アリで一番の勝ち組
- MC抜きの疾風怒濤のライブ
- 綺麗に乃木坂46から去って行った
- このブログのイチオシ記事
是非こちらもご覧ください
歴代最強のオールラウンドプレイヤー
久保史緒里は2016年9月4日に乃木坂46のオーディションに合格して加入した3期生です。その多方面に亘る才能は加入時から注目されており、9年間の在籍中に歌・演技・トーク等の全ての分野で目覚ましい活躍を見せてきた歴代最強のオールラウンドプレイヤーでした。
在籍中にNHKの大河ドラマ・連続テレビ小説・夜ドラの三つに出演した唯一のメンバーであり、それ以外にも多くの舞台や映画に出演。ラジオでは「乃木坂46のオールナイトニッポン」の二代目パーソナリティーとして番組を飛躍的に発展させ、さらには横浜アリーナで単独イベントを開催して大成功を収めます。その結果ニッポン放送伝統の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」のメインパーソナリティを任されるまでになりました。さらにグループを代表する「歌唱メン」としてライブや多くの音楽特番で美しい歌声を披露しています。
出身地である宮城への愛を折に触れて公言しており、そのため東北の人々や地元企業から愛されてきました。


仙台駅や盛岡駅を利用すると、彼女がどれだけ地元から大切にされているか思い知らされることになります。
もうこんなメンバーは二度と現れないのではないでしょうか。
「いつか来る」と思っていたものが来た
今年は2月の与田を皮切りに佐藤楓・中村と3期生の卒業が相次いだ年で、久保と梅澤もいつ卒業発表があってもおかしくない状況といえました。
そんなある日、仕事帰りに何気なくスマホを開いた私は「久保の卒コンが横浜アリーナじゃチケットをとるのが大変だ」という書き込みを目にして仰天します。急いで公式サイトに移動すると、そこには久保のグループ卒業のお知らせが掲載されていました。「いつか来る」と思っていたものが本当に来てしまったのです。
ということで卒コンは11月26日(水)27日(木)の両日、横浜アリーナで開催となっていました。現役の中では最も世間的知名度の高いメンバーの卒コンですから、間違いなくチケットは争奪戦になるでしょう。佐藤・中村と卒セレを相次いで外しているので今回は何としても行きたかったのですが、平日二日と言えど横浜アリーナでは当たる気がまったくしません。

しかし誠に幸いなことに二日目のチケットが当選しました。

直ちにネット上でグッズも購入し、準備完了です。
新横浜駅が大変なことになっていた
歴代メンバーでも屈指のビッグネームの卒コンですから、会場周辺は独特な雰囲気となっていることが予想されます。卒コンに向けて新横浜駅構内が凄いことになっているという話がネット上で拡散されており、どうなっているか気にしつつ会場に向かいました。



駅構内は本当に凄いことになっていました。仙台銘菓「萩の月」の菓匠三全は長く久保を支え続けてきた会社で、総力を挙げて卒コンを盛り上げようとしていることが感じられます。

有隣堂も臨時の販売ブースを設けており、盛り上げに一役買っていました。

新横浜駅構内がここまで凄いことになったのは2023年2月の「11TH YEAR BIRTHDAY LIVE(バスラ)」以来ではないかと思います。グループではなく個人でここまでやってしまったことに久保の凄さがあります。

ちなみに新横浜駅の駅前にあった居酒屋の看板です。「ライブが終わったら皆さんここで打ち上げをやりましょう」ということでしょうか。
全てが特別仕様だった
横浜アリーナに到着しました。

横浜アリーナでのライブはこれまで何回も参加しましたが、予想通り会場全体が特別仕様になっていました。

過去にここまでやったのは私の知る限りでは2023年のバスラ以来であり、やはりグループ内で久保は別格といってもいい存在なのかもしれません。


この時と比べてみると写真の大きさの違いがめまいがするほど衝撃的です。久保の卒業というのはグループの歴史の中で一つの大きな区切りなのでしょう。

いつものライブならメンバー個々の名前が記された幟が並びますが、今回は久保一色です。


生写真の交換をしている人たちの熱気もいつも以上のものを感じました。


正面駐車場の痛車も気合が入っていました。


グッズとCD販売の会場は裏口側となっています。

メンバー個々の幟はグッズ販売会場への導線に沿って並んでいました。こちらが後に予想外の行列の起点となります。

グッズは既に購入済なので素通りします。

私のお目当てはCD販売会場でした。


11月26日(水)発売の40枚目シングル「ビリヤニ」を購入すると購入特典として久保の復刻版ソロポスターがランダムでもらえます。(B2サイズ)
卒コン・卒セレ(記事は下に続きます)
厳格な入場時のチェック
無事CDも買えたので新横浜周辺で時間をつぶし、17時の開場に合わせて16:20頃に横浜アリーナに戻りました。

生写真交換の人々の集団はさらに大きくなり、それに加えて奥の方に早くも入場待機列ができています。平日にこれだけの人を集めるのですから、乃木坂46のパワーというものはまだまだ衰えていないようです。もの凄い熱気でした。

私も入場列に加わることにします。

入場直前の様子です。セチュリティスタッフがいつもより強そうで、「香港警察の特殊部隊」という言葉が頭に浮かびました。

16:50にロビーまでの入場が開始されました。こちらでは金属探知機によるチェックと手荷物検査をしています。

右側でチケットの確認と身分証明書との照合を行っています。それが済むと1列に並んだ会場係からサプライズ用のフライヤーを受け取ります。入場時の各種チェックはじっくり時間をかけて厳格におこなっており、そのため初日は開演が遅れたようです。そうならないように早めに現地入りするようにしましょう。



横浜アリーナでのライブの時にはどうしてもこちらの幟に目が行きます。私が初めて乃木坂46のライブに参加したのが2019年5月の横浜アリーナでのアンダーライブで、4期生加入直後だった当時に比べれば随分とメンバーが入れ替わったものです。
ロビーの祝花と意外な行列


こちらが入場時に配布されていたフライヤーです。

「アンコールに入る際にセンター席はサイリウムを黄色、アリーナ・スタンド・立見席は水色に分けてください」「挨拶が終わりメンバー全員がお辞儀をしている間に表面をメンバーに向けて掲げてください」等の段取りが記されています。
多方面で活躍してきた久保の卒コンだけあって、場内には数多くの著名人から贈られた祝花が並んでいました。




神宮ではバナナマンの次がサンドウィッチマンでしたが、今回はナインティナインが先にありました。

この辺りからプロ野球関係が続きます。

最も話題になっていたのが楽天イーグルスの運営会社である株式会社楽天野球団からのものでした。父親からの手紙を代読したことで話題になった松本潤からのものはその次です。私は祝花の並びがタレントの格付けだと思っていたのですが、どうやら関係なかったようです。

開演前にトイレに行こうとして謎の行列を発見しました。

グッズ販売の導線に沿って立てられていたメンバーの幟が起点となっており、その中の久保の幟の前で記念写真を撮ろうという人の列でした。
2階席の前の方が横アリで一番の勝ち組
ロビーから場内への入場が始まったのが18:00でした。横浜アリーナは配信の画面だと巨大な空間に見えますが、現地では随分とコンパクトに感じました。
横浜アリーナは通常と違って1階席が「センター席」・2階スタンド席が「アリーナ席」・3階以上が「スタンド席」となります。

場内の配置はおおよそ上図のとおりで、三つのステージ(黒)を花道(黒)と外周ステージ(黄)が結んでいます。各ブロックの外側に2列の立見席が設けられており、さらに3階にスタンド席があります。

私の「アリーナ席C6列6番」は赤丸の場所にありました。横浜アリーナはどこの席も見やすいのですが、今回の席はその中でも最も見やすい「神席」と言っても過言ではないような席でした。
センター席の場合はステージによって前だけでなく後ろを向いたり横を向いたりしなくてはなりませんが、こちらの席の場合は常に前を向いていることができます。またバックステージや外周ステージとの距離が近く、ステージと客席がほぼ同じ高さというのも素晴らしいものがありました。(ちなみにバックステージと外周ステージにはメンバーの立ち位置を示す番号が記されていました。メインステージとセンターステージも同様と思われます。)
メンバーがバックステージに立ったり外周ステージを歩いたりするたびに、それを至近距離からほぼ同じ高さで見ることができるのです。以前から「2階席の前の方が横アリで一番の勝ち組だろう」と思っており、その予想は正しかったようです。
MC抜きの疾風怒濤のライブ
初日のセットリストを見て、「錆びたコンパス」「日常」「人は夢を二度見る」「僕が手を叩くほうへ」の四曲は二日目にやるに違いないと予想していました。
久保自身の開会宣言で始まったライブは3曲目の「走れ!Bicycle」で出演者全員がバックステージ上に集合し、そして外周ステージ上に散らばっていきます。増田三莉音を至近距離から見たのはこの時が初めてで、その自然な表情は印象に残るものがありました。
「錆びたコンパス」は5曲目でしたが、その間奏の間にライブ冒頭の挨拶を詰め込んだことでいつもと違うライブとなることが予感させられました。
初日は要所要所でMCを挟んでいたようですが、二日目はドラマ仕立てのVTRが合間に流れていきます。正直言って最初は映像の意味が全く分からず、乃木坂における自分史を表現しているのではないかと感じられるようになったのはVTR4の「後輩」あたりからです。
出演者についてもよく分かりませんでしたが、VTR3「ドーナツ」で古田新太が登場した時には場内がどよめいていました。
「雲になればいい(久保・林・松尾)」→「価値あるもの(久保・4期生)」と全く予想していなかった曲が続きます。林はインフルエンザで休演になってしまった矢久保の代打との説明で納得しました。卒業間際の松尾と矢久保にも光を当てようとした久保の思いやりでしょう。「価値あるもの」のオリジナルメンバー「新・華の2001年組」も、気が付いたら3期生は久保だけになっていました。
「私のために誰かのために(久保・林・柴田)」はかつて久保が唯一参加したアンダーライブで大評判になった曲です。伊藤かりん・伊藤純奈とのハーモニーはYouTubeでも拡散されたほどで、まだライトなファンに過ぎなかった私を「ライブに行ってみたい」と思わせる力がありました。(違法動画だったんじゃないかと今にして思う)。
後にのぎ動画会員になって過去の映像を見ることができるようになると、私はこのシーンを最初に探しました。メンバーこそ違えどこの時と全く同じ演出となっており、久保本人にとっても思い出の曲なのかもしれません。
「僕が手をたたくほうへ」を神宮で初めて聞いてからいつの間にか3年が経過していました。単なる3期生曲からどんどん大きくなり、ついに千秋楽本編ラストの曲にまでなったことは感慨深いものがあります。
卒業ソロ曲「夢の匂い」を聴くと私は橋本奈々未の「ないものねだり」を思い出します。秋元康氏もあの伝説的メンバーに匹敵するくらい気合を入れて作詞したのでしょう。
綺麗に乃木坂46から去って行った
開幕から歌とVTRがノンストップで流され、アンコールで久保本人が登場するまでMCは一切ありませんでした。卒コンにつきものの舞台上での手紙の朗読といったものは無く、また個々のメンバーとのお別れというような演出も最小限度に抑えられていました。私の記憶が正しければ全メンバーが全曲ハンドマイクを使用しており、久保が最後にやりたかったのがこのような歌とダンスに徹するライブだったのではないかと思います。
私が最も意表を突かれた選曲が「アナスターシャ」で、2期生9人のために書かれたこの曲を37人で披露するなんて恐らくこれが最初で最後でしょう。
他のメンバーが全て退場し、一人残された久保が「最高の青春しました。ではさようなら」と言い残してステージの奥に消えていきます。その後流されたVTRでも平原の中に一本だけで立つ巨木に「お疲れ様」とだけ言って画面からも姿を消しました。
これだけ綺麗に締めくくったライブの後にダブルアンコールなんて野暮の極みです。多くの人が私と同じこと感じたようで、一部「史緒里コール」が続く中で静かに会場を後にしていました。(規制退場はなかった。)
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