重岩(かさねいわ)は小豆島を代表するパワースポットです。切り立った崖の上に大きな岩が積み重なっていて、どうやって積んだかはわかっていません。今にも落ちてしまいそうで決して落ちない不思議な光景は必見です。
ぜひ立ち寄るべきスポット
重岩は小豆島西端の切り立った崖の上にある巨岩で、2019年に日本遺産に認定された、島を代表する観光スポットです。
小豆島には大阪城築城の際に石垣の石を採取した石切丁場跡が数多く存在しており、その中でもこの「小瀬の丁場」の存在感は格別で、周囲の山腹には採掘した残石が今でも散乱していたりします。
重岩のまるで宙に浮いているかのように大きな岩が重ねられている光景には圧倒されるものがありますが、自然に誕生したものかそれとも人の手によるものなのか、未だもって全く不明なのだそうです。
この辺りは「小瀬石鎚神社」という神社となっており、重岩はその御神体として祀られています。
今にも落ちてしまいそうな大いなる危うさがありますが、実際は大きな地震があってもこの地にどっしりと鎮座したままで、現在では「天からパワーが降り注ぐ」パワースポットとして注目されています。
小豆島を訪れた際にはぜひ立ち寄るべきスポットです。
重岩への過酷なアクセス
レンタカーのナビでは検索が上手くいかず、私の場合は道中の看板だけが頼りでした。
実際の道順としては土庄町のHP内にあるPDFが最もわかりやすいと思います。
https://www.town.tonosho.kagawa.jp/material/files/group/15/522_1.pdf
山の中腹に駐車場がありますが、そこまでの道は車1台がかろうじて通行できるだけの幅しかなく、また一番下のギアでなければ登れないような急な上り坂が続きます。運転に自信がない方が重岩を訪れるのはやめた方がいいようです。
駐車場には区画等は設けられていないので、他の車の出入りのことも考えて車を停めましょう。
アクセス路の入り口には「出迎え不動」があります。
上り階段が始まりました。
てっぺんと思われる所まで上がってみると、階段はさらに上へと延びていました。
駐車場に停めた車が見えました。
この先さらに大変な道になるようです。
階段がなくなり、この先は鎖場が続きます。
鎖場を上がりきった先に重岩があります。階段を上り始めてから20分くらいかかったと思います。
瀬戸内海の絶景を楽しめる
重岩からは瀬戸内海の絶景を堪能することができます。
海岸線にある山の山頂部分にあるため、高松港から小豆島に向かうフェリーが土庄港に入港しようとする際、船からも見えるそうです。(私は前ばかり見ていて気が付かなかった。)
中央に見えるテーブルのような場所が屋島で、その右手奥に高松の市街地が見えます。