乃木坂46の36thSGアンダーライブがKT ZeppYokohamaで開催され、初日を観覧しました。ステージがほとんど見えずほぼ音だけが頼りのライブでは奥田いろはのスター性が際立っていました。
- 全国 Zeppツアーとなったアンダーライブ
- アンダラらしいメンバーが揃った
- 初めて二次先行でチケットが当たった
- 夢も希望も無くなる整理番号1553番
- 入場は整理番号順を徹底
- ステージが見えないのは本当に辛い
- 前例のないフィーチャー企画
- 奥田いろはのスター性が際立っていた
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全国 Zeppツアーとなったアンダーライブ
アンダーライブ(アンダラ)とはのシングルで乃木坂46表題曲の選抜から外れたメンバーによるライブで、今回は8月21日(水)発売の36thシングル「チートデイ」のアンダーメンバー13名により実施されました。
最近は横浜アリーナ・ぴあアリーナMM・有明アリーナと規模の大きな会場での3日間公演が続いていましたが、今回は全国Zeppツアーという形式となり、福岡・愛知・大阪・北海道・神奈川の全国5か所で11公演となっています。
今回11月18日(月)にKT Zepp Yokohamaで開催された神奈川公演の初日に参加してきました。
アンダラらしいメンバーが揃った
山下美月の送別曲だった前回のシングルでは3期生を全員選抜入りさせたため、4・5期生の聖域と思われていたメンバーまでがアンダーに押し出される事態となっていました。
その反動なのか今回の選抜メンバーの人選はいつも以上にメンバー間の序列を重視したようで、「ミーグリ(インターネット上のお話会)」の売り上げ順に忠実だったと言われています。そうなるとアンダーもおなじみの顔ぶれとなります。「史上最強」とまで言われた35thの時のような派手さはありませんが、パフォーマンスに定評のある本来のアンダラらしいメンバーがそろったと言っていいでしょう。(但し、私が参加した日は中村麗乃が欠席、伊藤理々杏が参加楽曲を制限となっていました。)
ライブの座長であるアンダーセンターは奥田いろはで、「落とし物」は久しぶりに重厚なアンダー曲でした。
初めて二次先行でチケットが当たった
Zepp Yokohamaでのアンダーライブは31stシングル以来ですが、前回は当日朝になってまさかのコロナ陽性で断念してしまったため、私自身は初めての会場になります。
仕方なく配信の画面上で見たZeppホールの1階立見席は狭いスペースに頭がびっしりと並んでいて床が全く見えず、客が立っているのか座っているのかさえ上からの映像ではわかりませんでした。身長158㎝の私がこんなところに放り込まれたらステージなんか見えないかもしれません。
しかし一次先行で2階指定席に少しばかり色気を見せたところ、モバイル会員分ものぎ動画会員分も全て抽選で外れてしまいました。仕方なく今度は立見席に全振りして二次先行で辛うじてチケットを確保しましたが、一次で外れて二次で当たったのは実はこれが初めてです。
二次先行ではあったものの神奈川公演はツアーファイナルだったのでライブまではまだ余裕があり、グッズもネット上で購入することができました。これで準備は完了です。
通常ならチケットを発券したら会場の座席表をネットで調べて大体どの辺の席か事前に確認するのですが、Zeppホールではそれができません。それにしても整理番号とは一体何なのでしょうか。
後で知ることになるのですが、この「整理番号1553番」というのが実はとんでもないものだったのです。
夢も希望も無くなる整理番号1553番
今回は体調に異変をきたすこともなく無事に当日を迎えることができ、現地入りしたのは16時半頃だったと思います。
現地の物販が一段落した時間帯だったようで、会場周辺では生写真の交換をするおなじみの光景がありました。
場内の禁止事項を記したおなじみの掲示物が今回もあります。
左側はZeppツアーの今回だけのものです。要するに「整理番号」の順に入場してそれ以降は全て自由で、但しひたすら立っていなくてはいけないようです。入場が始まれば当然ながら前の方からスペースが埋まっていくでしょう。
Zepp Yokohamaでスタンディング時の1階の定員は1630人だといいます。そんな会場に1553番目に入場して一体何が見えるのでしょうか。この時点で夢も希望も無くなりました。(ちなみにコロナ陽性でおしゃかになった31stの時の整理番号は52番でした。)
過去のアンダーライブ
入場は整理番号順を徹底
周辺を散策し(ぴあアリーナMMが意外に近くにあった。)、現地に戻ってきたのが17時頃です。
会場周辺では入場待機列をつくり始めていました。
1番から200番の列です。
201番から500番。
501番から1000番。段々扱いが雑になっているようで悲しくなります。
1001番から1500番。まだ私の順番は来ません。
1501番以降。やっと列に加われました。
入場が始まればサクサク行列が進んでいくいつもの場合と違い、今回は開場時間が過ぎてもなかなか進みません。後で分かったのですが、数百人の集団を最終的に整理番号順に10人ひと固まりにまで並べ直すのに手間がかかっていたようです。
1001番から1500番を1000番台、1100番台、1200番台という具合に並べ直しています。
いよいよ入場です。
館内で最終的に整理番号順に10人単位にまで整理し、手荷物検査・金属探知機によるチェック、チケットと身分証の照合に進みます。
Zeppツアーではここでドリンク代(600円)を払ってコインを受け取ります。
次いでその先のカウンターでコインと引き換えにドリンクとキーホルダーらしき者をもらいます。
恒例の祝花が並んでいますが、今回は全部スルーして場内に急ぎました。(退場時に撮影しました。)
ステージが見えないのは本当に辛い
入場してみるとZeppホールの1階は約1550人の先客で既に9割以上埋まっている状態で、私が立っている場所からは最前列で会場スタッフが高々と掲げる「場内撮影禁止」のプラカードが辛うじて見える状態でした。これではステージなんか見えるはずがありません。
前で立っている人が邪魔でステージが全く見えなかったのは日産スタジアムの10thバスラの時と同じですが、この時はモニターがありました。しかしZeppホールにそんなものがあるわけがなく、本当に音だけのライブとなってしまいました。
ステージ上では美しい衣装をまとったメンバーが練り上げた演出でパフォーマンスを披露しているはずなのですが、そのほとんどが見えないというのは本当に辛いものです。そもそもステージ上にいるのが誰かということすらわからないのです。
三日目のセットリストがほぼ初日と同一であり、それを配信で見てようやく何が行われていたのかを理解しました。
前例のないフィーチャー企画
メンバー個々にできるだけ均等に光を当てようとするアンダーライブ特有の演出が今回はさらに徹底されており、フィーチャー企画では「①思い入れ」「②新たな一面」「③個としての魅力」をテーマとして一人3曲が割り当てられます。①と②は3~7人のユニットで、③はソロで歌うという内容で、初日は林・矢久保・岡本・吉田・向井・松尾・奥田の7名が担当しました。
メインが誰かまではなんとかわかるのですが、ステージが見えない為ユニットの構成メンバーはほとんどわからないままでした
松村沙友里の卒業曲を歌っているのが林だということはすぐにわかりましたが、あんなブリブリの衣装だったというのは驚きました。
矢久保が②で林・柴田とともに歌った「雲になればいい」は私が乃木坂のイベントに参加し始めた時の曲で、衛藤美彩から乃木坂にはまった私にとっては懐かしい曲です。決して歌が得意とはいえない矢久保が生田絵梨花のパートを歌うのは無謀ではないかと思っていましたが、しっかりとやりきったと思います。
「自由の彼方」での岡本の印象的なダンス、吉田センターの「低体温のキス」での勇ましいフラッグパフォーマンス、「Threefold choice」で向井葉月が着けていた可愛らしい大きなリボンなども全く見えませんでした。
「錆びたコンパス」は披露されるたびに進化しているように思います。音だけでも迫力があったので大勢で披露しているのかと思ったら5人だけでした。もう松尾センターの回数の方が山崎センターよりも上回っているのではないでしょうか。
松尾が魔法使いになり、動くたびに音が出たり止まったりするという演出は音だけでは何をしているのかさっぱりわからず、私は機材トラブルが起こったものとばかり思っていました。
今回のライブは体調不良のため中村麗乃が欠席・伊藤理々杏が参加楽曲を制限といういわば「飛車角落ち」のような状況で、そうなってくると奥田いろはの歌唱力が際立ちます。何かとストレスがたまるライブでしたが、奥田の歌は音だけでも十分に満足できました。
奥田いろはのスター性が際立っていた
今回のライブは個人が7で全体が3といった比率であるように感じられ、重厚な曲がこれでもかと続くいつものアンダーライブとはずいぶんと印象が違いました。今まで以上に個人に光を当てるこのような演出では個人の実力がもろに明らかになるもので、映像がほとんど遮断されてしまった私には歌の技量がこれまで以上に良く分かりました。
ステージは全く見えませんでしたが、奥田が登場すると会場全体が明るくなったように感じられ、それだけ彼女のスター性が際立っていたように思います。
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