今回は幕張メッセで開催された乃木坂46の「24thシングル発売記念」全国握手会のレポをご紹介します。3月の22枚目シングル以来7カ月ぶりの全国握手会で山崎怜奈のレーンに並びましたが、これまでになかったような大きな異変が見られました。
- 中心メンバーの相次ぐ卒業の影響はあったのか
- 山崎レーンに並ぼうと思った
- 選抜ゼロでもテレビに出まくる山崎怜奈
- 穴場の公衆トイレが工事中だった
- 全国握手会に大きな異変があった
- 特等席で見ることができたミニライブ
- 山崎怜奈と鈴木絢音はお人形のようだった
- 復興支援の「びわカレーパン」は完売した
- 今のレベルをできるだけ維持し続けてほしい
中心メンバーの相次ぐ卒業の影響はあったのか
乃木坂46の握手会はシングルが発売されるごとに開催されており、DVD付のシングルに封入されている「全国イベント参加券」があれば参加できます。
今回の握手会は24枚目シングルの「夜明けまで強がらなくていい」の発売を記念してのイベントで、3月に開催された22枚目シングル発売記念イベント以来約7カ月ぶりに参加です。(23枚目シングルの時は仕事の都合で参加できなかった。)
幕張の全国握手会では毎回ものすごい数の参加者によるとんでもない長さの行列に肝をつぶされるのが常で、そのたびごとにグループのパワーというものを強く感じてきました。西野・若月・衛藤・桜井と中心メンバーの卒業が相次ぐ中ではたしてグループが弱体化しているのか否か気になるところです。
山崎レーンに並ぼうと思った
予定ではミニライブが11:00~12:00で握手会が13:00開始となっており、握手会のレーンは以下の通りとなっています。
●第1レーン:白石麻衣
●第2レーン:齋藤飛鳥
●第3レーン:生田絵梨花
●第4レーン:秋元真夏
●第5レーン:与田祐希
●第6レーン:山下美月
●第7レーン:高山一実
●第8レーン:松村沙友理
●第9レーン:堀未央奈
●第10レーン:梅澤美波
●第11レーン:星野みなみ
●第12レーン:久保史緒里
●第13レーン:中田花奈・向井葉月
●第14レーン:北野日奈子・中村麗乃
●第15レーン:伊藤理々杏・新内眞衣
●第16レーン:鈴木絢音・山崎怜奈
●第17レーン:伊藤純奈・岩本蓮加
●第18レーン:寺田蘭世・吉田綾乃クリスティー
●第19レーン:渡辺みり愛・和田まあや
●第20レーン:阪口珠美・佐藤楓
●第21レーン:遠藤さくら・清宮レイ
●第22レーン:賀喜遥香・金川紗耶
●第23レーン:柴田柚菜・田村真佑
●第24レーン:掛橋沙耶香・矢久保美緒
●第25レーン:筒井あやめ・早川聖来
ソロレーンの12名に関してはいわば別格扱いのシード選手で、レーンの番号がグループ内における最新の格付けと考えていいと思います。今回は5月のアンダーライブ以来気になる存在となっていた山崎怜奈のいる第16レーンに並ぶことにします。
選抜ゼロでもテレビに出まくる山崎怜奈
山崎怜奈はグループ結成の2年後の平成25年に加入した2期生です。これまで選抜経験ゼロで歌番組にもほとんど出演したことがないという典型的な「不遇の2期」ですが、「歴史好きな慶大生」を武器にして最近ではクイズ番組や教養番組に出まくっており、「坂道グループテレビ番組ゲスト出演数ランキング」でも並み居る選抜常連組を押さえて堂々7位にランクインしています。
「歴女」は競争相手が多いから伊藤かりんの将棋のように上手くいくはずがないと当初は思っていましたが、今となっては恐れ入りましたと言うしかありません。
以前はガツガツした雰囲気が前面に出ていたように感じましたが、最近は別人のような穏やかな表情になっており、横浜アリーナのアンダーライブで見せた手足の指先まで神経が行き届いているかのようなしなやかなダンスは特に印象に残っています。
そこで今回は山崎レーンに並ぼうと思いました。
穴場の公衆トイレが工事中だった
乃木坂46の全国握手会は数万人の人が一カ所に集まり数時間の行列に耐えねばならぬイベントで、特にトイレが重大な問題となります。小なら何とでもなるのですが、会場内の男子トイレにできている長蛇の列は全て大の方に並ぶもので、こんなところに引っかかってしまっては大変なことになります。
できれば最寄りの海浜幕張駅で済ませてしまいたいものですが、誰もが同じことを考える様で今回も男性用トイレには2列の行列(動く列となかなか動かない列)ができていました。
こういった事態に備えて京葉線の高架下に穴場の公衆トイレを発見しておいたのですが、今回訪れてみると何と工事中でした。新木場駅の乗り換えの際に全て済ませていたので特に問題はありませんでしたが、もしそうでなかったらと思うとゾッとします。
全国握手会に大きな異変があった
全国握手会ではまずミニライブでCDの収録曲を中心とした楽曲が披露され、その後握手会に移行します。ミニライブと握手会がそれぞれ別イベントとしてカウントされるため、両方に参加する場合最低2枚の握手券が必要です。
今回はミニライブと握手会の会場が1~3ホールで、その他のフリーエリアとして4~5ホールを使用します。
乃木坂46のイベントに行列は付き物で、対策としては早く並ぶ以外ありません。今回も始発に乗って朝の7時半ごろ現地入りすると会場内には既に長蛇の列ができていました。
通路から一旦4ホールに入ります。
4ホールを抜けて今度は建物外に並びます。
最終的にミニライブの会場に入ったのは9時40分ごろだったと思います。
今回のイベントではミニライブを回避して最初から握手の行列に並んでいる人が異常に多かったのが最大のポイントでした。
ミニライブ終了後では白石麻衣や齋藤飛鳥は既に受付終了になっていることが多く、こういった超人気メンバーが目当ての場合は直接握手の列に並ぶというのが半ば常識となっています。(私も衛藤美彩最後の握手会の際にはそうした)
この動きが行きつくところまで行ってしまったようで、それがミニライブにも影響しました。
結局ミニライブ会場までの行列はこのようになっていました。(斜線部分が直接握手に並んだ人が占めてていたスペース)
特等席で見ることができたミニライブ
ミニライブの会場内は細かいブロックが幾つもできており、入り口でイベント参加券と引き換えで渡された観覧券に書かれたブロックに入ります。
幕張のミニライブといえばステージなど全く見えず、モニターも思い切り背伸びをして前の人の頭の間から辛うじて見えるだけというのがこれまでの経験でしたが、今回のW-2ブロックというのはステージの真ん前で、あの横浜アリーナの時よりも近い特等席でメンバーを見ることができました。
会場内のほぼ先頭部分にいたため後方がどうなっているか全く分からなかったのですが、振り返ると1ホールの電気が消えていたので恐らくそこまで客が入らなかったのではないかと思います。
私が初めてミニライブに参加したのは昨年5月のシンクロニシティ発売記念の時でしたが、その際は1~3ホールを全て埋め尽くす過去最大規模の参加者であったと言います。
その時から主だったメンバーだけでも生駒・若月・西野・衛藤・桜井が抜けてしまっており、さらに今回は白石と飛鳥(恐らく生田も)ファンの大半が直接握手の列に並んでいると考えられます。
ミニライブの客が減少したのはファンとして少し寂しくもありますが、おかげでステージの真ん前で快適なライブを楽しむことができました。
山崎怜奈と鈴木絢音はお人形のようだった
ミニライブが終わると今度は握手会の列に並ばなくてはなりません。
ミニライブをパスした人たちも動き出しました。
12時半ごろ4ホールに入ってみると既に長蛇の列が出来上がっています。
握手会会場までの行列はこうなっていました。一旦流れ始めると意外に早く、14時には会場入りできました。
今回狙うのが鈴木絢音・山崎怜奈の16レーンということで、衛藤や松村といったソロレーンの超人気メンバーばかり狙っていたこれまでとは全く状況が違います。見渡したところ第13~第20レーンは行列はほとんどなく、第21レーンからまた長くなっているようでした。
第16レーンは待機時間約10分で、ブースに入ると2人がお人形のようなおすましした表情でちょこんと座っていたのが印象的でした。
「横浜アリーナのライブ行きました」というと山崎は一気に表情を崩し「ありがとうございました」と返してくれましたが、鈴木は終始おすまししたままでした。
復興支援の「びわカレーパン」は完売した
今回の握手会では相次いだ台風被害への復興支援への動きもありました。
台風15号で地元が被災地となった高山一実の提案で名産品の「びわカレーパン」が販売されていました。(1個500円)
売り場が閑散としているようで心配しましたが、高山自ら店頭に立って呼び込みをすると一気に客足が伸び、最終的に用意した5000個を完売しました。地元の南房総市は観光を主要な産業としており、風評被害で現在大変なことになっているようです。現在は安心して訪れてほしいと訴えていました。
また先日の台風19号災害支援の募金活動も実施され、運営の今野氏自ら募金をした人と握手をしていました。
今のレベルをできるだけ維持し続けてほしい
最終的に会場を出たのが2時15分ごろというこれまでにない握手会となりました。主力メンバーがこれだけ一気に抜けた影響はやはり大きく、20枚目・21枚目の頃に比べると来場者の数はかなり減ってしまったというのはどうやら間違いないようです。しかしこれまでが異常すぎたのであり、人数が減った分だけ今回は快適に過ごすことができたイベントであったことも事実です。
今後重要なのは今のレベルをできるだけ維持し続けることで、今回ソロレーンとなった12名ができるだけ長く続けられる環境を整えるとともに、それ以外のメンバーのレベルアップも必要になります。
4期生は当初イメージしていたよりもはるかに有能で、今後大いに期待したいと思います。